相続した不動産を売却するには、被相続人から相続人に名義変更する必要があります。 代表者1人が名義人となり、売却して現金化できた時点で、全ての経費を差し引いた金額を相続人全員で分け合う方法です。

■メリット

・代表者1人で契約に臨める

　 →相続人全員の予定を合わせる必要が不要になる

・売却の手続きが簡略になる

■デメリット

・代表者1人に手続きの負担が集中する

・固定資産税の納税義務も代表者1人が負う

売却活動中の費用や税金の負担について事前に相続人の間で話し合っておく方がスムーズに手続きを進める事が可能です。

売却前の名義変更を、相続人全員の名義にしてから不動産売却を行う方法です。

■メリット

・売却するまでの税金の負担が公平になる

・売却手続きの負担が1人に集中しにくい

■デメリット

・売却には名義人全員分の書類が必要

・契約時には全員が立ち会う必要がある。

　→都合が合わない場合は委任状で立合わずに契約する方法もあります。

・名義変更時の司法書士報酬が高くなる

不動産を相続してから売却まで、手続きや負担に不公平感が生じないのがメリットです。契約時の立会いや委任状の作成、司法書士の本人確認など、手続きごとに時間や手間がかかります。